生活
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親知らずで顔が腫れた時の過ごし方
親知らずの抜歯後、あるいは智歯周囲炎で顔が腫れてしまった時、少しでも快適に、そして早く回復するためには、生活の中でいくつかの点に注意する必要があります。まず食事ですが、言うまでもなく、硬いものや熱いもの、香辛料などの刺激物は避けるべきです。傷口を刺激し、痛みや腫れを悪化させる原因になります。おかゆやうどん、スープ、豆腐、ゼリー飲料、プリンなど、噛まずに飲み込めるものがおすすめです。ストローを使うと、口の中が陰圧になって血餅(かさぶた)が剥がれてしまうことがあるため、スプーンなどを使ってゆっくりと食べましょう。栄養を摂ることは回復を早めるために重要なので、食べやすいものであっても、バランスを意識することが大切です。仕事や学校については、可能であれば抜歯翌日はお休みを取るのが理想的です。特に、人と話す機会が多い仕事や、体を動かす仕事の場合は、安静にしている方が回復は早まります。どうしても休めない場合でも、無理は禁物です。日常生活では、血行を良くする行為は避けなければなりません。具体的には、長時間の入浴はシャワーで済ませ、激しい運動や飲酒は、少なくとも腫れが引くまでは控えましょう。これらの行為は、炎症を悪化させ、痛みをぶり返させる原因となります。口の中の清潔も重要ですが、抜歯した箇所を強く磨くのは避けてください。柔らかい歯ブラシで、傷口に触れないように優しく磨き、うがいもブクブクと激しくするのではなく、水を口に含んで静かに吐き出す程度に留めましょう。処方された薬は指示通りに服用し、とにかく安静第一で過ごすこと。これが、腫れている期間を乗り切るための鉄則です。